2008.02-001 博多 Xenar 50mm / F 3.5  Kodak Retina 119  1935年製 コダックレチナ119 クセナー

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やはり相変わらずのバタバタでなかなかおでかけ出来ません。
とは言え(^^;)先日出張で博多に行く事になったので、最近4万円以上かけて(^^;)外装・レンズとシャッターユニット・ファインダーまで取り替えて新品同様によみがえった10年前の初代GR1と手持ちの中では最も程度のよいレチナ119を鞄に詰め込み撮影チャンスを探りました(笑)。3時間だけ隙があったので、市内をプラプラ歩いて久々に撮影してみました。

あまりチャンスはなかったのですが、久々に119を試す事が出来ました。
昨年の秋に別の個体を使ったとき結構1/25-1/50でブレていたのに懲りて(もっともこの時は遊び回る子供スナップだったのですが)、今回は出来るだけ1/100以上で撮影する事にしました。おかげで?アンダーの嵐でしたが、手ぶれが比較的少ない写真にはなりました(^^;)。
このカメラはやはり手でホールドして使いやすい形状じゃないです。このカメラの使われた時代から考えると三脚が頻繁に使われていたと思いますので、ハイスピードフィルムがある現代とは言え手持ち撮影に向いていないのかも知れません。

ファインダーが少しズレていたようで、実際に現像してみると間抜けな構図になっています(^^;)。作例もショボイですが、久々に持ち出したのでアップしました。


やはり以前と同じ印象で、逆光にさえ注意すれば立派な写りだと思います。
フレアーの出方はノンコートなのでこんな物ですが、自然な感じです。
以前テストしたときも同時代の2.8/Tessarテッサーより解放時はピチンとしている感じでした。3.5/Elmarエルマーと十分に張り合える性能だと思います。
郵便ポストのアップの質感とかは個人的にはかなり気に入りました。

機材のコーナー
『レチナシリーズ その他の35mmフォールディングカメラ達』
http://blogs.yahoo.co.jp/keik0320/3227725.html

でも書きましたが、このクセナーは確かに同じ時代・同じ3群4枚構成のエルマーやテッサーと比べると知名度は低いですが、大型カメラレンズで有名なあのシュナイダー社のレンズですから(といってもやはりツァイスやライツほどは知られていませんが(^^;))、悪いはずは無いと思います。
レチナは当時ライカコンタックスが高嶺の花だった庶民に安価に(とは言えそれでも当時は相当高かった訳ですが・・・)よく写るカメラを普及させるのが目的だった様ですし・・・。

外観もニッケルメッキにブラックペイントという1930年代のクラシックカメラの本道(笑)ともいえる佇まいで堂々たる物です。
エルマー+ライカII型に負けているのは距離計が無い事くらいでしょう・・・と言ってしまえば言い過ぎでしょうが。

先にアップしたWelti
『Tessar 50mm / F2.8 Carlzeiss Jena 1937 イエナ・テッサー Welta Weltiウェルタ・ウェルチ
http://blogs.yahoo.co.jp/keik0320/4907327.html

と同様に、現代でも安価に1930年代の【ホンモノ】のノンコート・クラシックレンズと楽しめるという意義の大きいカメラだと思います。