ラズパイでサラウンドオーディオ その2・・ 制限あるが 2ch 192KHz/5.1(7.1)ch 96KHz ハイレゾ再生まで可能! ただし Auro-3D はうまくいかず(´Д`)
前回は Volumio を使ってサラウンドオーディオを試してみたのですが、チャンネルが入れ替わっていたり?して、問題がありました。
https://keik0320.hatenablog.com/entry/2023/07/20/200606
それと、CINEMA50の入力画面が48KHzになっているので、どうなっているのかその後調べていると、どうもラズパイでは標準のHDMI出力が 16bit/48KHzに制限されるとのことです。
以下引用
『HDMI経由での音声出力は以前から可能だが、現行Linuxカーネル/ALSAには制約がある。HDMIで出力する場合、信号を受信する機器のスペックに関係なく、48kHz/16bitにダウンサンプリングする仕様なのだ。最大8chのマルチチャンネル再生に対応するが、やはり上限は48kHz/16bit。これでは、音源の価値が大きく損なわれてしまう。』
引用元
https://www.phileweb.com/sp/review/article/201708/15/2690_2.html
そのため、それ以上のハイレゾファイルについてはダウンコンバートされた状態でした。
実は先日の foobar の成功に気をよくして Auro-3D ファイルをラズパイから再生できないかと思ったのですが、既述のとおり、レートの変換を行うと Auro-3D 再生ができなくなるため、それ以上の出力ができないかと調べていました。
そこで先の記事にある MoOde を試してみたところ、今回は 96KHz 5.1ch と 192KHz 2ch の両方のファイルが、48KHz にダウンコンバートされることなく CINEMA50 に入力されることが確認されました。
スマホから再生できるのはとても便利です。
これはもしやと思い、先日の Auro-3D ファイルを試してみましたが、こちらは 96KHz/5.1ch としてしか表示されず、
残念ながら Auro-3D 再生はできませんでした。
見た目変換されていないように見えていましたが、どこかで変換されている様です。
その後いじくっていると、再生ファイル情報が詳述されることを発見したので確認してみると、
やはり、出力の段階で24ビットから16ビットに変換されてしまっています。
これじゃあ Auro-3D にならないはずだ、、、(´Д`)
上の引用元の記事ではMPDを通さずにWAVファイルをダイレクト再生しているので、24ビットで出力されているようですが、MPDを通してのFLACを再生ではだめなようです・・・(まだ理屈がよくわかっていませんが(汗))。
やはり、ほかの方法を試さないといけない様です(´Д`)
5.1chファイルまでは16ビットにダウンコンバートはされてはいますが、気楽に流すレベルでは便利に使えるので、もう少し試行錯誤してみます。
foobar 2000 for WIN でAuro-3D FLAC ファイルの再生
これまでAuro-3D再生というと、ブルーレイ・オーディオ・ディスクの再生のみで、 FLAC ファイルをオンラインで購入して、PCから再生するということはやったことがなかったのですが、
先日Auro3Dさんが、以下の記事をブログにアップされており、
私も年末のコンサートの予習にぜひ第九をAuro-3Dで聴きたいと思い今回取り組みました(^^)/ (というほどのものではないのですが(汗))
最近PCからの音楽ファイル再生については foobar 2000 を使い始めましたのでこれでやってみました。
機能やカスタマイズが豊富でまだまだ使いこなしの入り口にいるのですが(汗)、DSF DSDファイルなどはそれ用のプラグインを組み込んでPCMでAVアンプに送り込んで再生しています。今後DSDのNative再生にもチャレンジしたいと思っています。
Auro-3Dファイルは通常 5.1ch のファイルに第二相の 4ch の音声データが折りたたまれて?入っているとのことで、PCからの伝送はあくまで 5.1ch で行うようなのですが、フォーマットの変換作業をはさんだりするとだめで、あくまで排他モードでファイルの原型を保って送り込む必要があるとのことでした。
かなり身構えて取り組んだのですが、取りあえず再生してみると普通のFLACファイルみたいなので、CINEMA50の入力表示も2chでした(泣)。
気を取り直して、PCのHDMI出力を192KHz24ビット、5.1chにちゃんと設定しなおして、foobarの Preferences ー Output 項目を、お示しした『marantz AVR [exclusive](排他モードということ?)』に切り替えたうえで、foobarを再起動し再生すると、
あっさりとCINEMA50の入力表示が変わって、想像したよりも簡単にAuro-3D再生が実現できました(^^)/。
詳しくはないのですが、2000になってデフォルトで排他モードに対応したとのことですので、WIN版ではかなりお手軽に再生できるようになったみたいです。
Auro3Dさんが書いておられた様に第九の演奏そのものは結構アップテンポですが、実は地元の交響楽団も結構ハイテンポだったと記憶しているので、予習にはちょうど良いかもしれません(笑)。
オーディオ的にはさすがAuro-3Dといったところで、以前書いたように小音量でもまさしく、低音に包まれる感じで満足度が高いです。
やはり集合住宅住まいの庶民に優しいAuro-3Dです!!
夜中でもあまり周囲に気を使うことなく予習に専念できそうです(笑)。
確かに、古典的にディスクを棚から取り出してプレーヤーに挿入し、再生という手順も捨てがたいのですが、ファイルで保存できるというのは今後のディスクプレーヤー供給への懸念などを鑑みると安心感が強いですね。
Mac版はまだ試していませんが、WIN版の前のバージョン相当のようですので、デフォルトから少しいじって排他モードにする手順が必要があるみたいなのですが、私はまだ試していません。また手持ちのMacでも試してみようと思います。
サラウンドハイトをフロントハイトと同じA120に交換!!
Auro3Dさんが最近、第二層の低域の改善にサラウンドハイトのアップグレードが
有効であると書かれていましたが、
私も(ローエンドですが(汗))以前の記事で予告(笑)したように、
サラウンドハイトに使っていた JBl Control 1をフロントハイトと同じ A120 に交換しました。
下世話な話ですが(汗)、A120 については最近値下がりが激しく、どこでも2万円以下で売られており、沢山ポイントの付く日を選んで今回は実質1.6万以下で購入できました。
半年前にフロントハイトとしてA120を設置したときの半値で、うれしいような悲しいような・・・(笑)
実のところサラウンドハイトは左右の棚の上に置くだけなので最も設置が簡単だったのも安易に交換に踏み切った理由です(笑)。
(あいかわらず悲惨な環境です(汗))
交換時はばたばたしていたのでキャリブレーションは行わずに Control1の設定のままでとりあえずしばらく聴いてみました。
実際のスペックではユニットそのものは Control1が13cmウーファー、A120 が11cmウーファーとサイズダウンしているのですが、箱の造りが全然違うので単独のヒアリングではかなり A120 の方がしっかり低音が出ていました(安物小型SP独特のバスレフによるドンシャリの『ドン』ではありますが、、、(汗))。
交換の効果はかなり大きく、オルガンを含め低弦などもAuro-3D音源でかなり包まれるような感じになりました。
実際にSPに耳を近づけてみるとさすがに11cmウーファーからオルガンの音域はほとんど出ていないのですが、全体的な音場に効果を現しているのかなと感じました。
もちろんこのところ聴かせていただいた皆様の超高級システムと比較はできませんが(汗)第二層の4本が揃った効果は結構あったのではないかと思います。
安いのでもう1ペア買ってセンターハイトにも配置しようかと考えています(出来ればなんとか工夫して余った1本をVOGにも)。
先週末キャリブレーションできたので、計測データを比較してみました。
これが交換前の Control1の計測値
62Hz設定で、実際に50Hzくらいまで、
これが交換後の A120 の計測値
44Hz設定で、実際に48Hzくらいまで、
推奨補正範囲は18Hz下がっていますが、実際の計測波形を見ると低域が出ている範囲はわずか数Hzしか伸びていません。
Auro3Dさんも数Hzの差が大きいと書かれていましたが、そういうものなのか?(機器のレベルが違いすぎるので私の場合かなりプラセボだと思いますが(汗))
あと興味深い(というか謎)のは同じ A120 であるフロントハイトの特性との違いです。
サラウンドハイドの低域はフラットですが(第一層も低域は基本フラット)、フロントハイトは低域が明らかに持ち上がっています。
これは設置環境の違い(写真=フロントハイト)
によって生じる素のSPの特性を尊重したキャリブレーションなのか?
それともフロントハイトを意図的に持ち上げているのか?(さすがにそんなはず無いか?(汗))
特にデノマラ機種を使っておられる方でフロントハイトだけ波形が違っている方がおられるかお聞きしたいところです(価格コムで聞いてみるかな(笑))。
あとは、サラウンドハイト、センターハイトのターゲットカーブをフロントハイトに似せたカーブに補正してみてはどうか?・・・など色々と興味が出てきました。
しばらく音楽をまずは楽しみながら聴き込んで行こうと思います。
Auro3Dさん邸訪問記 その3(オフ会モード音量Auro-3D編+ART+ハイトSW(?)体験)
翌朝からは、夏のフォッサマグナツアーでの経験とツアー後の自宅での復習などを思い起こしながら、大音量(オフ会音量(笑))で本格的にツアー課題曲を聴かせていただきました。
1.Auro-Maticによる平面波の効果と前後のひろがり感
5cnマルチとマルチからのAuro-Maticとの比較も様々な音源でさせていただきましたが、やはりLCRとFHR、FHL、HCの6本で形成される前方からの平面波の効果をはっきりと感じることができました。これに同型のサラウンド群が加わることにより、さらに大きな効果が生み出されているようです。
それと平面サラウンド → Auro-Matic切り替えによって、これまでみなさまが書かれているように、Auroでは音像が上昇することは全く無く、あたかも回り込んできた反射音のように間接音が降ってくる感じ(音場の上昇)を強く感じることが出来ました(ある意味人工音回し?)。
さらに昨夜も片鱗を感じることが出来た、前後の奥行き感が拡がる現象も大音量ではよりはっきりするように思いました。
Auro3Dさんによるとこれはまさにハイトスピーカー設置によって生じる先行音効果とのことです。
2.HCとVOGの意義について
HCとVOGの有る無しでの違いについても議論になっておりましたが、これはソースによって印象が異なることがよく解りました。
たとえば効果がわかりやすいとされている
『怒りの日、その日は』
鐘の音はほぼ真上から降って来る様ですが(これだけはAuro-3Dによる音像が上に存在する?)、これを中心に周囲から回り込んできた他の反射(合成)音?が混ざって降ってきますので、これらがどう感じられるかということになるかと思います。
但しこの音源ではネイティブではHCとVOGにはchが割り当てられていませんので、あくまでSTORMのプロセッサーで合成された拡張音が出ているとのことです。
HCとVOGのオンオフを繰り返していただき、その差を聴かせていただきました。
劇的とまでは言えないですが、やはり、ONにすると上方への拡がりと前後の拡がりが増すような印象があります(断言出来ないレベルですが、私のサラウンド耳修行(5ヶ月(笑))がまだまだ足りないせいもあるかと思います(汗))。
試しに、VOG+HCだけ(他の11chはオフ)、更にVOGだけ、HCだけでもこの音源を聴かせていただきました。
Auro-3Dさん邸のVOGはダブル(2倍盛り(笑))にしておられるせいもあり、思った以上の音量でしっかりと低域まで出ているのがよく解りました。
我が家の『だんすぴ』ではさすがにアンビエント+αくらいですのでここまでよくは解りません。
逆に言うとこれだけの音量が出ているのに、違いを顕著に聞き分けられないのは、まだまだ修行不足なのかと・・・(汗)
それに加えて、好みの問題もあるのかもしれませんが、私はありの方が好ましく感じました(プラセボ効果もありますが(汗))。
ただし、今回の比較では、あくまで13ch設定のままで、VOGとHCをオフにした比較なので、当然これらに割り当てられた音量分だけ上方からの音量が低下することになります。
厳密には13ch設定と11ch設定でそれぞれキャリブレーションして比較する必要があるのかも知れないなと考えました。
3.ハイトSW(笑)?体験
その後、Auro-3Dさんがお持ちの貴重な13chネイティブ音源を聴かせていただきました。
バスマリンバでは、中高音だけでは無く低音レベルまで音に包まれる貴重な体験をさせていただきました。
さすが、免許皆伝(?)のシステムでのネイティブ音源は素晴らしいものがありました。
次にいよいよ皆様、そしてご自身も報告されている『打ち上げ花火』です(笑)。
皆様のご報告通り、私にも超低音を含む遙か上方からの炸裂音が感じられました。
ただ、Auro-3Dさんがおっしゃるには、軽男GT4さんの巨大ハイトスピーカー群による圧倒的な上方からの爆裂低音、オルガンによる包まれ音にはまだまだ叶わないと言うことで、先日左上方にSWを設置されたばかりです。
今回は初めからこの音を聴かせていただくことになりました。
私自身はSW移動の前後を比較していないので解りませんが、左上に設置されたSWによる効果を感じました。
音源のもともとの左右バランスもあるのかも知れませんが、確かに左上の低音がしっかり出ていると思いました。
一方で、上も下も全体的に低音が左に寄っているようにも感じましたので、Auro-3Dさんに感想を述べるとご自身でお聴き頂いた上で、左前方床に置いているもう1台のSWを右前方に移動されました。
これで左右の音量バランスは(上下は別として)取れたように感じられましたが、まだまだこの方法は試行錯誤状態ですので、来週訪問される、donguriさんとx1おやじさんのご感想を楽しみにしたいと思います。
上方に配置されるSWの意義や効果についてはまだまだ不明ですが、非常に興味のある課題です。
思い込みもあるのだと思いますが(汗)、SWの位置も音像や音場双方に影響する可能性があるのかなと感じました。
4.ARTについて
その後は持ち込み音源を色々聴かせていただき、仕上げに(笑)大好きなラフマニノフの『晩祷』5ch版+Auro-Matic を聴かせていただきました
これは、自宅でも結構Auro-Matic映えするんじゃ無いかなあと思っていましたが、Auro3Dさん邸では素晴らしかったです。Auro3Dさんも気に入っていただけた様です。
最後に愛聴版で私のリファレンスの一つになっている、キースのブルーノートライブ第4巻 SATURDAY JUNE 4THから
いつもの『How Deep Is The Ocean』を聴かせていただきました。
・・・・格好よすぎです(笑)。
この曲をより気持ちよく聴くためにARTの導入を検討しているのですが、Auro3Dさん邸での体験では非常に効果的だと感じました。
デフォルトの平坦カーブでも聴かせていただいたのですが、私的にはこれが一番好みで、切れ味や押し出し感を強く感じることが出来ました。
おそらくはデフォルトだと、普段低域たっぷりの音を聴いておられる方には、ちょっと低域の量感が足りないのかな?と想像しますが、なんせ私は普段自宅ではSW無し、ウーファーも高能率のf0が高い軽量コーンものを使っているので(汗)、十分な量感でした。
丁度AudessayからDirac Liveに替えたときに、低域が引き締まって好みの音色になった時の事を思い出しました。これが更に進化した感じで、個人的にはとても好みの音質でした。
もちろんソフトの価格にもよりますが(汗)、是非導入してみたいと思いました。
ただ、先にも書きましたが、自宅のシステムで果たしてARTが処理する帯域の低音がどの程度出ているのかが疑問で、Auro3Dさん邸で体感出来た様な効果が出るかについては実際に導入してみないことには解りません(汗)。
いずれにせよ、デノマラの対応のアナウンスを楽しみに待ちたいと思います。
本当に今回はじっくりと時間を取っていただき、色々な気づきがある非常に楽しく有意義な時間を過ごさせていただくことが出来ました。
Auro3Dさんには何から何までお世話になり、本当にありがとうございました。
これからのシステム改善に是非今回の経験を活かしてゆきたいと思います。
Auro3Dさん邸訪問記 その2(夜の小音量Auro-3D編)『集合住宅住まいの庶民の行き着く先はAuro-3D?』
さて、いよいよAuro-3D編です。
1.第1層そろい踏み(特にLCR)の威力
食事も修了して、飲みタイム(笑)に入ったところで、この際やはり夜のうちに小音量再生を試してみては?と言うことで、VOGのDynaudio XEO3
を除いた12chを全てソナスで構成された、極みのAuro-3Dシステムを聴かせていただきました。
第1層5chソナスソネット8
+バックサラウンド2chの ソナスソネット2(またまた誤り申しわけございません(汗)。修正させていただきました)
第2層5ch ソナスソネット1
で統一構成されています。
ちなみに第1層は全て同じアンプ構成でマルチドライブとなっているそうです。
最初は通常の(オフ会モード(笑))音量で、次いで私が自宅で聴いている低音量でも聴かせていただきました。
ツアー課題曲のKind of Blue
で5.1chとAuro-Maticを切り替えながら聴かせていただきました。
先ほどのAmatorでもそうだったのですが、ホーンが大好物の私ですが(笑)、これらのドームツィーターはブラスも含めとても魅力的に感じました。
これはx1おやじさん邸やグランドスラム邸でもそうだったのですが、さすがは設計のしっかりしたスピーカーの素晴らしさを思い知りました。
また現在の私の大きな課題の一つであるセンタースピーカーについて、自宅システムの記憶を思い起こしながら、聴かせていただきましたが、こちらではLCRそろい踏みのセンターから出るトランペットが左右のサックス群に完全に負けずに鳴っていました。
これに比較して自宅のホーンではトランペットはまだ少し弱く(帰宅して復習して再確認しました)やはり増強しないといけないなと痛感しました。
2.小音量下でのAuro-Matic『音量を上げられない集合住宅住まいの庶民の行き着く先はAuro-3D?』
Auro-Maticでは、第1層とハイト群の音色が揃えてありなおかつ小型でありながら低音も出るシステムのせいか、ハイトスピーカー群から小音量時にもしっかりと低音が放出されており、低音の量的な満足度も高くなりました。更に以前よりAuro3Dさんが言われる前後の奥行き(拡がり)も感じることが出来ました。
これらはPoorな拙宅のシステムでも感じていたことでしたが、より理想的な配置・構成の(入交氏認定済の(笑))Auro3Dさんシステムではよりはっきりと体感することが出来ました。
理想的な環境でこれまで自宅で感じていたことが再確認出来たことから、
『小音量であっても、いや小音量であるからこそ、Auro-Maticのアドバンテージがある!!』
と確信!!(笑)しました。
最高の機器を大音量で鳴らして反射音を回せるオーディオ専用ルームにおける2chでの音楽鑑賞は素晴らしいと思います(x1おやじ邸での衝撃体験)が、やはりなかなかそれを実現できる人は限られています。
私を含め特に都市部では大多数の方々が集合住宅住まいだと思います。
確かにマルチスピーカーの設置は大変ですが、集合住宅で大音量を鳴らせるような防音工事に比べるとずっとハードルは低いと思います。
Auro-Maticの導入で小音量下においても箱庭オーディオの限界を超えた新たな世界に入っていけたと思います。
少し大げさな表現ですが(汗)私自身本当に、
『この世界を知る前に死なないでよかった(笑)』
と思います。そこで今回の結論(?笑?)
『音量を上げられない集合住宅住まいの庶民の行き着く先はAuro-3Dしかないでしょ!!(爆)』
3.小音量でのARTで垣間見た威力の片鱗
今回の課題の一つは最近Auro3Dさんが導入された、現時点ではSTORMでしか聴けないART
を聴かせていただくと言うことです。
翌日十分な音量下で体験させていただくのですが、これが果たして小音量でも効果を発揮するか?と言う事も興味深いです。
集合住宅暮らしの私とは、普段オフ会で聴かせていただく様な大音量で自宅で聴くことはあり得ないので、小音量下で効果が無ければ導入の意味が無いわけです。
特に我が家ではSWも導入しておりませんが、ARTがコントロールしている帯域の低域がそれなりに出ていないと話になりません。
Auro-3Dさん邸ではもちろん十二分な低音増強がされているので、小音量下でも効果を感じることが出来ました。
これについては次の記事でご報告させていただきます。
その後はやや酔っ払ってきた事もあり(私が1人で飲んでいのたかも(汗)1日目の部はお開きとなりました。
(つづく)
Auro3Dさん邸訪問記 その1(訪問~2chオーディオ編)
先日ついに念願のAuro3Dさん邸を訪問させていただくことが出来ました。
まずは新幹線の駅より赤のオープンカーでご自宅にお送りいただけました。
最近かなり気温は下がってきましたが、暖房をかけていただき、私は半袖でしたが寒くなく快適な夜のオープンドライブを楽しませていただきました。
到着時には真っ暗になっておりましたので、すぐには外観は拝見出来なかったのですが、一歩踏み入るとまさにオーディオ愛好家の隠れ家という感じで、ワクワクしました。
これまでお写真で拝見して見慣れていたAuro-3Dシステムを目の当たりにして圧倒されました(余りにも何度もお写真を拝見していたので、むしろなんとなく懐かしい感じが(笑))。
到着直後はちょっとした?電源トラブルがあったのですが無事復旧でき、Auro-3Dにつきましては翌日本格的にお聴かせていただくという事で、ウォームアップを兼ねてまずは食事と飲物をいただきながら、まずはBGM代わりに、、、という事でSonusのAmator
による2chシステムを聴かせていただきました。
アンプは管球式のOctaveのKT120プッシュプルアンプV70クラスA(すみません間違ってたとのことで修正させていただきました(汗))。
初めは普段デフォルトの間隔広め、ややLPから距離を取ったポジションでお聴かせいただいていたのですが、実はもっとニアフィールドの方が実力を発揮できると言うことで、わざわざソファーなどを移動して、2m弱の正三角形ポジションを作っていただき、じっくりと聴かせていただきました。
近接ポジションでは左右のSP間(内振り無し)の間にもみっちりと音が詰まっており、全く中抜け間はありませんでしたし、SP外側にも広く拡がっていました。
さすがにブックシェルフの最高峰だけあって、最新設計の管球式アンプと相まって素晴らしい音楽を聴くことが出来ました。
私は半世紀前の古典的な管球式アンプしか使っていないのですが、現代的で解像度も高くそれでいて心地よく音楽に没入出来るシステムだと感じました。
180mmウーファーとは思えない迫力の低音で、SW無しでも全く不足は感じませんでした。
先日体験させていただいたx1おやじさん邸の、大型システムによるハイエンドはさすがに素晴らしく、大きな衝撃を受けましたが、ニアフィールドで前のめりになって聴けるコンパクトなシステムもよいですね。
Auro3Dさんも『こういったこじんまりとした箱庭的な世界もいいでしょ?』と言っておられましたが、私的にはこれまで知るコンパクトブックシェルフから想像できる世界を遙かに上回る拡がり感に圧倒されました。
機材の素晴らしさもさることながら、なんでなんでしょうね?とお二人でお話ししたのですが、やはりこの贅沢な空間がよいのじゃ無いか?とAuro3Dさんはおっしゃってました。
なるほど、大概の箱庭システムでは部屋そのものも狭く、SPと壁がかなり近接していますが、ここでは周囲の壁と十分な距離が取られており、またLPの後方にも広い空間が拡がっています。
普通なら大型SPを壁に寄せておきたくなる空間の中央だけを非常に贅沢に使っているのがよいのかな?と感じました。
ハイトスピ-カーのチェック方法と見直しについて
私はハイトスピーカーがバラバラで、フロントハイトがJBLのA120、サラウンドハイトとセンターハイトがControl1、VOGが『だんすぴ』となっています。
サラウンドハイトについては早く設置したいので手頃なControl1を設置しました。
『まあサラウンドハイトだから多少落ちてもよいかな?』と思ったからなのですが、みなさまのご意見をお聞きするとやはりサラウンドハイトも重要な役割を果たしていると・・・
先日Auro3Dさんのブログで、Tomyさんが『ハイト群をステレオで聞き比べたい』と書き込まれていたので、『たしかに聞き比べたことがないなあ』とおもい、何か方法が無いかと思案しておりましたが、割と手軽に出来る方法を思い立ちました。
私は、CINEMA50を使っているのですが、確かこれにはMulti Ch Stereoというモードがあり、全てのスピーカーを(ちょうどカーステレオみたいに)ステレオで鳴らすモードだったかと・・・センター系(C、HC、VOG)は左右Mixのモノーラルかな?)。
このモードにして、3800以降のデノマラ機種で私の様にハイトスピーカーを内蔵アンプで鳴らしている方なら、パワーアンプをchごとに切り離せますので、外部アンプをオフにして、全てのチャンネルを『スピーカー+プリアンプ』から『プリアンプ』にきりかえて内蔵パワーアンプをオフにし、その後聴きたいchのみ(たとえばフロントハイトのみとか・・・)を『スピーカー+プリアンプ』にすれば、選んだフロントハイトからステレオ再生されます。
これで、フロントハイトのみパワーアンプオンに、、、、
この方法で、まずフロントハイト(A120)2ch再生、次にサラウンドハイト(Control1)2ch再生、VOG+HC(だんすぴ+Control1)、更にサラウンド(Victor SX-V1)、最後に外部アンプをオンにしてLCRのフロント群(アルテックホーンとJBLホーン)再生をして比較しました。
確かにDirac Liveキャリブレーションのスイープ音での各スピーカーの聴き比べは常々行っていますが、音楽再生での比較というのは初めてです。
いろいろなソースを聴いてみたのですが、想像していたよりも音色の差は少なく、(かけたコストを勘案すると(笑))割とそれぞれの2chもそれなりに聴こえ、まずまずかと思いましたが、サラウンドハイトの低域が足りないことが判明してしまいました(汗)。
久々にDirac Liveキャリブレーションをおこなったので、試聴の復習として波形を確認すると、
サラウンドハイトは
62Hz設定で、実際に50Hzくらいまで、
それに対してフロントハイトは
Dirac Liveのデフォルト(?)のターゲットカーブによって、かなり低域が持ち上げられているのでこれが聴感に及ぼす影響も大きいと思いますが、44Hzくらいまで伸びています。
ちなみにHCは
サラウンドハイトと同じControl1ですが、ウーファーが特製のケブラーのせいか(笑)、
あるいは壁で囲まれて低域を増強された設置環境のせいか、少し伸びていますね。
とりあえず、サラウンドハイトの力不足が明らかになりましたので、次はサラウンドハイトの更新を検討しようと思います。