VOGのちょっとした増強(2倍盛り(笑))

Auro-3D用のVOGスピーカーについては以前の記事のように、『だんすぴ』を頭上50cmに吊っています。

keik0320.hatenablog.com

 

夏のフォッサマグナツアーでハイエンドシステムをベースにしたAuro-3Dを聴かせていただき感銘を受けましたが、私も頑張って出来る範囲でハイトスピーカー群の改善を徐々に行っていきたいと考えていました。

 

その第一弾として先日、VOGの増強(2倍盛り(笑))をやってみました。

このようにだんすぴを2本にしただけですが(笑)。

 

単に2倍盛りという事に加えて、これだけ至近距離だと、左右の耳に届く前に回折?があるんじゃないかという事で、音の出所が多少左右に離れるのもいいのでは無いかと考えたこともあります(笑)。ひょっとしたら頭の幅に合わせてもう少し左右を離した方がよいのかも・・・。しかしそこまでやると限りなくヘッドフォンに近いですね(笑)。

まあともあれ作業を進めました。

 

最初は並列接続にしてみたのですが、Dirac Liveのキャリブレーションでレベルが高すぎて(なんせLPから50cmですので(汗))、調整範囲外だったので直列接続にしました。

スピーカーケーブルも長いし、インピーダンスを上げておいた方がよいかな?という意図もあり。

 

さて聴感ですが、もともとVOGはかすかにしか鳴っていないので存在感は無く、ものすごい変化は感じませんが、こころなしか(かなりプラセボ?)頭上への拡がりは増した様な気がします。

 

計測上はどうなのかな?と思いましたので、前後のDirac Live測定データーを比較してみました。

 

これがだんすぴ1本

無理矢理低域を引っ張って80Hzの設定。

真ん中が補正想定ラインですが、-10dBが100Hzよりちょい上という感じです。

 

一方2倍盛り

 

無理矢理低域を引っ張って50Hzの設定。

補正想定ラインは、-10dBがちょうど90Hzくらいでちょっとだけ低域が伸びています。

中高域は同じ様な感じですね。

 

これ以上やるには重いSPを吊らないといけないのでかなり先になりそうです。

その他のハイト群の見直しを先に進めようと思います。

 

 

 

私にとってのサラウンド世界へのきっかけとAuro-Maticについて

今回フォッサマグナツアーに参加させていただいて、新しい出会いからメンバーの方々の多様性に触れることもでき、何よりもホストの方々が念入りにご準備されたすばらしい音に触れることが出来たのは本当に大きな体験でした。

年末にフトしたきっかけでAVアンプを購入し、さらに何気なく4chサラウンドをはじめて急速にこの世界に引き込まれましたが、自分のブログの記事をふり返ってみると、5ch以上のNative音源に触れた(入手した)のは、6月に入ってからでした。

という事は、Auro-3Dの世界に触れ始めたと言っても、5月まではほぼ2chからの拡張のAuro-Maticのみを聴いていたことになります。
なのでNativeのAuro-3Dを聴き始めてからまだ3ヶ月しか経っていない訳です。

取って付けたサラウンドスピーカーを設置してみて、Audyssayで補正し、はじめて4chで再生して、『いやいや今時のサラウンド・・・なんかすごいんやん!!』と感動して徐々に拡張してきました。
今回のツァーでも試聴させていただいたキースのアルバムを聴いたのが引き金になりました。


<なぜ立体再生にAuro-3Dフォーマット(マランツ表記・・・実際には当時『なんちゃってAuro-Matic(汗)』)を選んだのか?>
 なぜ数あるイマーシブフォーマットの中でAuro-3D(この時点でAuro-Matic)を選択したのかを思い返してみると、何十年もステレオしか聴いてこなかった価値観を持つ人間にとって、4.0.2ch(フロントイネーブルド)構成で聴いたAuro-3Dがもっとも自然なUpMixだと感じたからでした。
 確かに今からふり返ると、その時点でのフロントイネーブルドで何が言えるのかという感じですが、そのときは確かにAuro-3D(マランツのアンプの表記がそうなっているのであえてこの単語を使いますが・・・)が、もっとも心地よかったのです。
 後は価格コムでのAuro3Dさんの解説を鵜呑み(爆)にして、リアルサラウンドハイトに次いで他のリアルハイトスピーカー群を次々に増設していった次第です(笑)。


<切り離せないDirac Liveとの関係>
 それと、導入当初からDirac Liveの恩恵にあずかることができたのも、わたしにとっては好運だったのかも知れません。
 PhilMでの記事における、donguriさんシステムにたいするヒジヤンさんのご感想をお読みして、5chまでは完璧なシステムがなぜAuro-Maticにしたとたん評価が下がったのかと言うことを考察すると、やはり物理的なコントロールは平面サラウンドまでで一つ大きな山があり、そこにハイトスピーカーを設置するためには更に大きなハードルがあると言うことなのだと思いました。これはdonguriさんご自身が書いておられるようにやはり電子補正の力を借りることが最も現実的(安易ともいえますが(汗))な選択肢のひとつなのかなと思いました。
 私にとってDirac Live導入時期が、VOGとHCスピーカーを設置する前であったことはありがたいことであったと今更ながらに思います。


<臨場感と音場感・情報量>
 Auro-Maticにすると臨場感がアップするがわずかな設置のズレによる多数のスピーカー同士の打ち消し合いで、音場感・情報量としては曖昧になり、満足度が減ってしまうというのはその通りだと思いますが、上記のDirac Liveの効果もあるのか、こと自宅のシステムではAuro-Maticの方が情報量的にも満足度が高いです。
 特に小音量時。下の低音の問題ともかぶるのですが、明らかに耳に届く音数が多く、しかもDirac Liveのおかげで打ち消し合うことも少ないのか、情報量的な満足度も高いです。とにかく再生音量を下げることができます。このことが集合住宅の庶民にとっては、もっとも現実的なありがたみです。


<低音について>
 もちろん今でもフロント偏重(というか他軽視(汗))の傾向は変わっていないわけで、サラウンド11~14.5cmに対して、フロントシステムは38cmを使用しているため、たまに2chにきり換えると低音の出方がとても変わります。元来低音が非常に軽い軽量ウーファーアルテックのシステムであっても2chとAuro-Maticとでは低音の出方が全く違います。
 サラウンド再生でのフロントスピーカーの帯域はフルレンジに設定しているのですが、2chに切り替えると明らかにフロントスピーカーの低音の量感とレンジが増します。ジャズなどにおいてはソースによってこちらの方が好ましい事もあります。
 これはサブウーファーを設置していない影響もあるのかと思いますが、Auro-Maticに切り替えるとフロントスピーカーからの低音がグッと減るかわりに、それを補う様に周囲の小口径サラウンド群から一斉に低音が放出されますので、結果的には低音不足どころかむしろ低音に包まれた感じになり(たとえ超低域まで出ていないにせよ・・・超低域を求めるとサブウーファーが必要なのでしょうね)、それなりに満足度が高く、実際にはより音量を下げることが出来ます。
 低音面でもまさに庶民にとっては非常にありがたい仕様です(笑)。


<Auro-Maticの奥行き感>
 これは昨日Auro3Dさんからいただいたコメントで始めて気づかされたのですが、なぜ天井の低いキースのライブがAuro-Maticでよくなるのか(音像はほとんど上下に拡大しません)ずっと不思議に思っていました。
 Auro3Dさんの御指摘で、奥行き感が増しているせいであると始めて認識しました。レポートを拝見すると『なるほどこういうことだったのか!!』と大きな気づきでした。
 こういうことであれば、天井の低いジャズ音源でもAuro-Maticの利点が大きいんじゃないかと思いました。その視点で2chはもちろん、マルチチャンネルを含めた平面音源を色々聴き直してみようと思います。楽しみが増えました(^^)/


<至高のステレオシステムに触れて思ったこと>
 今回のツアーで至高のステレオシステムを生まれて初めて聴かせていただくことになり、実際に2ch音源は、やはり2chで存分に楽しめる事を痛感しました。Auro-Maticで特にデッドな環境下で擬似的(?)に得られる立体感とはまた違った立体感が、優れたステレオシステムでは再現されるからなのかな?と感じました。
 なので、私にとっては(2ch音源再生に関して)2chの方がよいとかAuro-Maticの方がよいという議論は消え失せました。
 どんな2chシステムをも打ち負かす Auro-Matic システムもあり得ず、その逆もあり得ないんじゃないかと感じます。2chと全く同じ機器でAuro-Maticを構成しない限りは、結局優劣(というか好き嫌いですね(笑))はその人の持つベースとなる2chシステム如何によるのかな~と(汗)。donguriさんが言っておられた『第1相の充実によりハイトスピーカー設置条件のハードルが上がる』というのはその通りだと思いました。
 もちろん2ch(若しくは第1相)の基本性能の向上を行う努力を怠ってはいけないと思いますが、少なくとも現在の自分の住環境(デッドでかつショボいシステム(泣))では、Auro-Maticによる拡張は上述の様々な利点がありますので、自分なりにこのシステムを改善していこうと思います。

 ツァー前から一貫しての課題は、センターの充実(センターマルチアンプの変更を含め)。それとやはり特に今回ツアーで必要性を痛感したハイト群(特に前3本かな?)のグレードアップですね。すぐには無理ですが、いずれはコンプレッションドライバーによるホーンともう一回りは大きなウーファーを搭載したスピーカーを設置したいところです。


<今後のさらなる展開>
 Auro3Dさんが最近報告されているARTはとても興味があります。
 集合住宅における周辺への騒音の懸念から、低音量感を増強するためのサブウーファーの増設は今のところ考えていないのですが、低音の引き締めのためにわざわざサブウーファーの増設をしたら面白いかなと今妄想しています(笑)。

 これからもAuro-Maticを楽しんで行きたいです。とにかく音楽を楽しむことが一番ですよね。

 

フォッサマグナツアー 第2日目 グランドスラムさん邸 訪問記

第2日目

グランドスラムさん邸 訪問記です。

 

前日の楽しいお泊まり会(爆)の後、朝早くからグランドスラムさん邸へ。

 

実は私がお昼に失礼するので開始時刻を早めていただいたとのことです。本当にありがとうございました!!

 

まず、ご自宅に入る前にご紹介いただいたのが『マイ電柱』!!

 

電源こだわる方が多いとはいえ、ここまでされている方は・・・

一緒に参加されていたきょやさんが、予算とか聞いておられましたが、本気で考えられるとか(笑)。

 

衝撃さめやらぬ中でご自宅にうかがうと、グランドスラムが第1相全てに5台配置されています!!

何でも普段はスクリーンのために4chにされているらしいですが、この日のためにセンタースピーカーを追加いただいたとのことです。

 

第2・第3層はB&Wの805シリーズで統一されています。

Auro-3D用と、Atomos用が別個に設置されています。

特にVOGは数日前に4mの脚立に乗って設置を終えられたばかりであるとか・・・

第1相に比較すると小型かもしれませんが、総重量15kgくらいあるみたいですし、ハイトに設置するのはさぞかし大変だったと思います。

こちらもx1おやじさんところ同様にケーブルが浮かされています!!

ピュアオーディオとしての設置も本当に凄いです。

やはりアンプもジェフに統一されて超弩級

 

到着早々、StormAudio ISP MK2のDirac LiveのセットアップをAuro3D会長がされて、いざ試聴。

 

x1おやじさんところでもそうでしたが、超弩級の第1相と2相・3相の大きさや見た目の性質がかなり違うのですが、非常に音質的にもつながりが良く、素晴らしいと思いました。

まさしく平面波で包まれる感じです。

 

『怒りの日、その日は』

こちらも頭上からの鐘の音が、圧倒的でした。

しかもStormはNativeでVOGに直接音がMixUpされて出力されているそうですので(しつこいですが(汗)合ってます?)、直撃でしょうか(笑)?

 

マイルスのトランペットはさすがのLCR統一でとても力強く、高さもそろっているので、素晴らしかったです。

うちもセンタースピーカーをもっと頑張らないといけないなあと痛感しました。

 

こちらでは第1相は5chですが、サラウンド群はやや後方気味に振られていて(自宅では90-110度とほぼ真横)、これによる効果もあってか、取り囲まれ感は非常に強かったです。

うちも第1相7ch化はまだまだ遠そうですので、まずはサラウンド群の配置を見直してみようと思いました。

 

その後、早めのお昼ご飯タイムに入ることになったので、私は失礼して後ろ髪を引かれる思いで空港に向けて出発しました(泣)。

 

素晴らしいシステムでしたが、午前中で失礼しなければ無いのはとても残念でした。

お昼前に勇気を出してキースのライブをAuro-Maticで一曲だけ(鬼滅はさすがに良いですが(爆))、聴かせていただければ良かったなあ・・・と少し後悔しております(汗)。

 

それと、今回グランドスラムのセンター設置のために、後ろに隠れていた、この6L6Gプッシュプルっぽいウエスギのボーカル用モノーラル・アンプもとても気になりました(笑)。



 

いずれにせよ短い時間でしたが、本当に貴重な経験をさせていただきました。

グランドスラムさん本当にありがとうございました。

 

 

フォッサマグナツアー 第1日目  x1おやじさん邸 訪問記

第1日目
x1おやじさん邸 訪問記

 

いよいよ本題編です(笑)

 

午前の部(ステレオ編) 

私自身オフ会は今回2回目で、しかもはじめてお会いする方々が大半でしたので緊張しましたが、ホストのx1おやじさん、主催者のAuro3Dさんをはじめ、参加者の皆様のおかげで非常に有意義な経験をさせていただきました。

まずリスニングルームに入らせていただき、圧倒されました。
オーディオ雑誌でしか見ることの出来ない(というか雑誌でもほとんど見ることが出来ないという方が正しいと思います)世界です。

何重にも重なった棚に無数のアナログディスクとCDが・・・
部屋の壁の特殊構造(断面図)についてもご説明いただきました。


正直これほどのお部屋には、生涯(笑)おじゃまできる様な機会があるとは思っておりませんでした(汗)。
多分2chオーディオの世界に閉じこもっていたら、ありえなかったご縁だったと思います。
友の会の入会をお勧めいただいたAuro3Dさん、本当にありがとうございます。

オーディオ機器も実際に見たことのないハイエンドの極みではじめてみるものばかりです。

(すみません(汗)せっかくのアナログプレーヤーの写真がブレてしまっています。)

 

右サイドにサラウンド関係の機器、左サイドに2chの機器。
今回のフォッサマグナツアーの趣旨からは外れるのですが(汗)、まずこちらに目を奪われました。

機器の下には丹精込めた砂箱インシュレーターが配置され、またケーブル類は宙に浮かされています!!

 

Auro-3D用にはWilson Audio Alexをメインに用いて構成されていましたが、課題曲のAuro-3D再生は午後から来られるdonguriさんの到着をお待ちしてからと言うことで、まずはPhil-Mで最近話題沸騰している(笑)YG Acoustics Sonja XVを聴かせていただきました。

なんでもこのスピーカーは左右のSP間隔も、LPまでの距離も規定されているとのことで、理想的なポジションに配置されているそうです。

まったくもって贅沢な環境で音楽を鑑賞させていただくことが出来ました。

Auro3D会長の提案で、まず午後からの課題曲を2chでならしてもらおうと言うことになりましたが、その後少し時間に余裕が出来たので、大好きな『大地の歌』の第六楽章のお気に入り部分を再生していただいたり、リクエストに答えていただきました。

また超弩級のアナログプレーヤーも聴かせていただきました。
ハイエンドのアナログの音を本格的な環境で始めて聴かせていただき感銘しました。
帰宅したらほぼ5〜6年は使っていないアナログプレーヤー(ローエンドですが(泣))を久々に鳴らしてみようと思いたちました。

さらに『持ち込み音源をかけてもよいよ』と言い残して、x1おやじさんは、駅までdonguriさんをお迎えに出られましたので、お留守中に(すみません(汗))いくつか持参の円盤をかけていただきました。
まずフォーレのレクイエムを聴かせていただきました。
 

うーん素晴らしすぎる(汗)。


ちょっとクラシックだけじゃ無くてジャズも聴かせていただきたいと思っていたところ、Auro3D会長が『じゃんじゃん出して』と言ってくださる(笑)ので、


愛聴版で私のリファレンスの一つになっている、キースのブルーノートライブ第4巻 SATURDAY JUNE 4THから
 

『How Deep Is The Ocean』
この曲は私がサラウンドを始めて、のめり込んだきっかけになった曲で、自宅では2chからAuro-Maticに拡張される音場感が気に入っていたのですが、『いや、この音場感だと、サラウンドいらんやん!!』と言う感じでした。

本当に上下左右に拡がっていて音に包まれる感じでした。

サラウンドの項にも少し書いていますが、この大型スピーカーの大きさ(高さ)とそれを贅沢に配置できる空間の効果が大きいのでは無いかと思いました。
リスニングポジションより遙か上方からも中高域が振ってきます。
ウーファーも上から下まで配置されていますから、低域も正に大きな壁のように押し寄せてきます。圧倒的でした!!


次に比較的新しいものから、最近お気に入りのこのアルバムから、
 

『You Don't Know What Love Is』
cmiyajiさんが『シンバルがきれいだね』と言っておられましたが、ドラムスを気持ちよく鳴らすことに最も主眼をおいてシステム化を進めている(爆)私的にも非常的に魅力的に感じました。


さらに最後にネタで持ち込んだ『鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編』サントラから、

『錆兎 出現』(爆)
これだけの大音量と日本屈指のシステムで、この曲を聴かせていただいたのは世界でも我々だけだと思いますが(笑)、堪能しました(x1おやじさん、お留守中にとんでもないことを・・・(汗)すみません)。


午後の部(Auro-3D編) 

Auro-3D用のハイトスピーカー設置はかなり高目にされている様に感じました。
推奨仰角は25度~40度と記憶しておりますが、我が家は下限ぎりぎりの25度、おそらくx1おやじ邸はLPまでの距離がしっかり取ってあるにもかかわらず、ほぼ上限の35~40度近くあるのではないかと思います。
天井が高い部屋ならではの贅沢な設置ですね。

そのせいか、ウィーンフィルの合唱は非常に高く定位していました。
定位の高さにもう一つ影響していたのはフロントスピーカーの全高もあると想像しました。
なんと言っても高域ユニットが背の高さよりも高いですし、こちらも面で押してくる感じですね。

 

『怒りの日、その日は』
頭上からの鐘の音は、圧倒的でした
自宅では非常に小さなVOGですので、フロントのHCに引っ張られて頭の直上と言うよりは少し前方から聞こえる(しかもDiracで締まったものの、とても小さな鐘の音っぽいです(泣))感じのですが、完全に頭上から重みのある鐘の音に直撃されました。

ちょうど今、ベルガモに滞在中で、ホテルの目の前に時計塔があって、定時に鐘の音が聞こえて来るのですが、あの時の記憶が蘇ります。

Auro3Dさんによると、Trinnovの場合は、5.1.4音源の場合はNativeではVOGから音が出ないのでファントムだとのことですが(合ってます?)、それにもかかわらず真上から聞こえてくる感じでした。

 

第1相の大型システムに対して、第2相には小型スピーカーを使っておられますが、小型と言っても第1相に対して相対的に小型と言うことですし、低音もしっかり出るし、これだけ立体感が出せるのなら、自宅の第2相小型群もチューニング次第というように都合良く解釈して(汗)、もう少し頑張ってみようかという気になりました。

その他の合唱曲もAuro3Dさんが言われる平面波が押し寄せてくる感じでした。


 

『ソー・ホワット』
この曲は5.1ch音源でセンターのトランペットが左右のフロント群に負けない事がポイントらしいです。我が家でもこれをリファレンスにしてセンタースピーカーとセンター用の増強を目指していますが、現状はどうしても左右に負けてしまいがちです。

x1おやじ宅ではセンタースピーカーも大型のものなのでとても力強いトランペットが出ていたと思います(しかもさらに近々アップグレードされるそうですが・・・汗)。
ただ、高さについてはAlexの背の高さには敵わないようで、少し低めに感じました。


バックサラウンド付きでの13.1chも始めて体験出来、バックにディスクリートに音が振られている音源が後ろからきこえるのは新鮮で、当分は無理ですがサラウンドバックも何れ設置したいなあと思いました。


・・・なんか2chメインのレポートになってしまったことは否めません(汗)。
Auro3D会長、すみません・・・


とにかく、衝撃の体験でした。


x1おやじさん、本当にありがとうございました。

 

『フォッサマグナツアー』立志編(出発編・笑)

先日、Auro-3D友の会の大企画!!『フォッサマグナツアー』に参加させていただきました。

全3日間の日程でしたが、残念ながら仕事の都合で前半の1日半のみの参加でした。

2日とも非常に貴重な出会いと体験をさせていただきました。


それぞれのご報告の前に、現地到着前に色々な困難(爆)があったので、ちょっとネタとして・・・

帰ってからもバタバタしていて、自宅での復習が出来ていないのですが(汗)、今海外出張中ですので、帰ってからだと大分ご報告が先になってしまいますので、移動中のラウンジのはしごでこれを書いています(笑)。

まずは反省すべき事に、かなりぎりぎりのタイムスケジュールを立ててしまって、前日の夜勤明け(日頃の行いがよいせいか(笑)結構寝れたので助かりました)、朝から往復4時間のドライブで遠方勤務。
その後自宅に車において大急ぎで家を出ると、先ほどまでかんかん照りだったのに空は一転にわかにかき曇り、駅に向かう途中で雨が降り始めました。
なんとか本降りになる前に空港バスに乗り込むと、出発したとたんに雷が鳴り響き土砂降りに!

とりあえず空港到着。
コロナ禍にはいってからしばらく飛行機にのってなかったので、本当に3年半ぶりの伊丹空港チェックイン。
知らないうちにICカードのスキップサービスが無くなって、スマホのQRコード入場になっていたのですね、、、

次にラウンジにはいって掲示板を見ると、『雷雲のため欠航』表示の嵐。


昼頃の札幌便も2本遅延してまだ飛んでいません。

夕方の仙台便も欠航。
フォッサマグナツアーの横断方向がもしも東→西で仙台はじまりだったらたどり着けていませんでした(汗)。

予約した新潟便がプロペラ機だったのがよかったのか(雷に強いのかな?)、一応スケジュールは取り消されず30分遅れで出発しました。

搭乗前にまずレンタカー屋さんに電話してみると営業時間後であるにもかかわらず、到着まで待っていただけることになり、無事空港で車を受け取りました(もっと遅れると翌朝取りに来てくれと言うことでした(汗))。

その後はさすがにかなり疲れが来てきましたが、何とか夜道をカーナビ頼りに走り、会場近くのホテルまでたどり着けました。

近くのココイチで1人カレーを食べてその後は爆睡でした(笑)。


数々の困難を好運(?)で切り抜けて無事到着しました(爆)が、はたして翌日からのツアーはいかなることに???

 

ラズパイでサラウンドオーディオ ? (ただし不完全 (´Д`))


私が、CDやMD以外のいわゆるデジタルオーディオを始めたのは数年前ですが、当時から面白そうなのでノートPCとともにラズベリー・パイを使っていました。

定番のVolumioを使っていたのですが、手持ちのCDからリッピングしてSSDに保存し、USBから再生したり、ちょうどSpotifyを使っていたので、Spotify Connectを使ったりしていました。

Spotifyは今も家族で使っているのですが、Amazonを始めて、ハイレゾなどを再生するにあたって、Volumioが対応していなので、次第にラズベリー・パイからは遠ざかっていました。

 

 

サラウンドを始めたので最近5.1chのDSFファイルをPCから再生していたのですが、

『ひょっとして、ラズパイって結構ポテンシャル高いからサラウンドも行けるのかな?』

と一度試してみることにしました。

もともとDSDファイルに対応していることは知っていましたが、当初は2chのファイルのみで、USB出力で中華安物DACで再生したのですが、マルチチャンネル音源は初めてでした。

 

ノートPCからはHDMI出力で5.1chでマランツのCINEMA50やNR1710に入力・再生できていたので、試しに同じファイルをUSBメモリーに入れてVolumioで再生、ラズパイのMicroHDMIから出力して職場のNR1710に入れてみました。

 

 

すると、5.1ch/48KHz(48ではありますが、、、)でちゃんと入力されて(表示は7.1chになっているので、最大でバックサラウンドも可能かも・・・)、UpMixのNeural:Xで再生されているではありませんか!!

もちろん知っている人は知っていたのだと思うのですが(汗)、まさかラズパイがサラウンド再生に対応しているとは夢にも思っていませんでした。

 

 

・・・・ただ、しばらく使っているうちに問題に気づきました(´Д`)。

 

なんかベースの位置がおかしいなと思ってよく確認してみると、なんとセンターと右サラウンドの音が入れ替わっている様な気がします。

 

コマンドラインで出力の設定を変えることが出来る様な人ならこれらのチャンネルを入れ替えて正常化することが出来るのかもしれないのですが、私レベルではちょっと解決できません(´Д`)。

 

もう少し勉強しようと思います。

 

 

 

 

 

Tomy さんのロケットシアターにお邪魔しました(^^)/

先日、Auro3Dさんにお誘いいただき、Tomyさんのお宅にいっしょにお邪魔させていただきました。

OFF会は初めてでしたので、少し緊張しましたが、Tomyさんが非常に念入りに準備を進めていただき、とても楽しく過ごさせていただきました。

Phil Mでご紹介されている『ロケットシアター』でAuro-3DとAuro-Maticを聴かせていただきました。

philm-community.com

 

すみません(´д`)
あまりにワインを飲み過ぎて(笑)写真を撮らせていただくのをすっかり取り忘れてしまったので、上の引用記事のお写真を参考にしてください。


今回訪問時は更にJETタイプ(?)のスーパーツィーターが追加されていました。
日々進化しているそうです。

わたしはサラウンド駆け出しですが、TomyさんはAuro-3Dファンとしては数少ない(?)ジャズ好きと言うことで、とても参考になりました(また良い音源を教えてください!!)。

 

まずは、システムがインテリア的にも非常にきれいに仕上げられているのに感心しました。

スピーカーの固定にも数々のDIYの工夫をされており、配線材も特製のシール材を使って隠したり、スピーカーケーブルを壁裏を通すなど手を尽くしておられるので、常時批判を浴びているうちと違って(汗)これはきっと、ご家族もとてもご満足だろう(笑)と感じました。

 

サウンドの方ですが、まず我が家と顕著に異なるのがド迫力の密閉型サブウーファーで、我が家ではとても考えられない圧倒的な低音に驚きました。最初のジョージベンソンではフュージョンの音の作り込みで少し過多な感じがしましたが、その後のジャズセッションではとても自然に感じられ、音楽を聴く限りはどこでサブウーファーが鳴っているのか全く解らない(実はLPの左後ろに設置されていたのですが、音を聴いただけでは全く位置が特定出来ませんでした)絶妙のセッティングをされている印象を受けました。

自宅で聴くレベルのピーク60dBくらい位の音量でも聴かせていただいたのですが、システムの全体的なサイズからは想像できない豊かな低音でした。Dirac Liveの最新のBass Managementをされているそうです。

同席されていたkawausoさんはご自宅に4台のサブウーファーを設置されているとのですが、こちらも指向性モードを使用せず、全体の低音の量と質や拡がりを向上させるために使っておられるとお聴きしました。

サブウーファーの位置についてはAuro3Dさんが持ち込まれたAuro-3D native 音源(貴重な音を聞かせていただきました!!ありがとうございます!)の花火ではさすがに低音の成分が多いため、左後ろで低音が出ている事が解りましたが、音楽再生では1本で見事にチューニングされていると感じました。動画の戦車などの砲撃音も全く破綻することなく(普通の映画館以上の音量が出ていたと思います)、驚嘆しました(これ以上音量レベルがあがると私が破綻していたかも知れません(笑))。


うちのアルテックとどう違うのかと言う宿題(笑)をいただいておりましたので、帰宅後も類似の音源を自宅で聴いてロケットシアターの音を思い出しながら復習しました(笑)。


まず自宅ではもちろんサブウーファーが無く、低音の量感などは全然無いので、自宅に帰るとモードが変わる(小音量モード(笑))のか、ウーファーからかすかに出ている低音を拾って頭のなかで増幅している感じです(汗)。

問題の音像型か、音場型かという話題ですが、うちの場合はLCRが古いホーンツィーターですので、カテゴリー的には完全に音像型という事になると思うのですが、この構成では特に小音量ではやはりブラスなどが耳に入って来やすい(指向性?)のかなと思いました。特に夜間などによく聴いているピーク40~50dB程度の小音量時にブラスセッションが喰いついてくる感じ(笑)は独特のものだと再認識しましたが、逆に中音量以上でのTomy邸のブラスは音離れも素晴らしく、やはり本来はある程度の音量が必要なのかと感じました。

音像型では音が前に出てくるということがよく言われていますが(多分ウチもその部類です)、音場型のTomy邸ではクラシカルなステージはスピーカーの後方に拡がった感じがしましたが、ジャズのセッションではグッと前に出てくる感じがあり、それぞれのソースの味を引き出している印象を受けました。

パーカッションについてもウチの場合は軽量コーンからカツンと出てくる紙臭い低音が主体になるのですが、そこは現代のシステムでTomy邸では力強さを感じました。こちらもFCRのウーファーとサブウーファーがシンクロしているので、メインの小口径ウーファーを感じさせないスケール感があると思いました。

以上特に音色については全くもって主観的、情緒的表現であるのが申し訳無いですが(汗)、私の感想です。

正直こちらについてはまだ聴き込み不足と思いますので、是非また機会をいただければゆっくりとジャズ音源を聴かせていただきたいと願います。

あとは、Auro-3DのNative音源ではやはり全てのスピーカーのウーファー径とツィーターの種類が揃っている利点と理想的な配置の影響と思いますが、我が家より特に側面ー後方への拡がり感というか包まれ感を強く感じました。

Auro3Dさんが持参されたこれまた非常に貴重なマリンバのNative音源もとても感銘を受けました。ただ、Auro3Dさんが言われるには、やはりHC+VOGが加わるともっとすごいとのことで、こちらに関してはまた是非聴かせていただきたいと願っています。欲望には限りがありませんね(笑)。

どうしても我が家はLRに比較して周囲のSPが力不足なので、フロント偏重的(というか他軽視的(汗))な2chプラスα的な音場であることを再認識しましたので、ここはやはり他のスピーカーのグレードアップ(Tomy邸ではサラウンドもかなり強力に低音を発していた(笑)様に感じたので我が家もここからかな?)が今後の課題だと感じました。 

皆様とのお話でもありましたが、やはりスピーカーの種類を揃えることも大切だと感じましたのでウチはまずはサラウンドへのホーンスピーカー導入をなんとか考えてみようと思いました。

Tomy邸ではフロントハイトについても16cm(?)のシステムでしたが、低音がしっかりでいて低音域を含めた音場が高く拡がっている印象でした。特にTomyさん設定のデフォルトではハイトをローカットされずにフルレンジで鳴らしておられ、Base managementはかけておられない(ハイトの低域成分はサブウーファーではなくハイトスピーカーだけから出ている)ことからもかなりの低音がハイト群から出ているのだなと思いました。

最後になりますが、kawausoさんがおっしゃっていましたが、今回私もはじめて体験したフロントワイドですが、オン・オフでかなり変わる音源があると私も思いました。小さなスピーカーですが効果は大きい様に思いました。聴く曲や気分によって使い分けると楽しいかなと感じました。

いずれにしましても、あっという間に時間が経過してしまい、非常に名残惜しい感じでTomy邸を後にすることになりました(駅までの送り迎えも本当にありがとうございました)。

 

是非またゆっくりとジャズのお話をきかせていただければと思います。