フォッサマグナツアー 第1日目  x1おやじさん邸 訪問記

第1日目
x1おやじさん邸 訪問記

 

いよいよ本題編です(笑)

 

午前の部(ステレオ編) 

私自身オフ会は今回2回目で、しかもはじめてお会いする方々が大半でしたので緊張しましたが、ホストのx1おやじさん、主催者のAuro3Dさんをはじめ、参加者の皆様のおかげで非常に有意義な経験をさせていただきました。

まずリスニングルームに入らせていただき、圧倒されました。
オーディオ雑誌でしか見ることの出来ない(というか雑誌でもほとんど見ることが出来ないという方が正しいと思います)世界です。

何重にも重なった棚に無数のアナログディスクとCDが・・・
部屋の壁の特殊構造(断面図)についてもご説明いただきました。


正直これほどのお部屋には、生涯(笑)おじゃまできる様な機会があるとは思っておりませんでした(汗)。
多分2chオーディオの世界に閉じこもっていたら、ありえなかったご縁だったと思います。
友の会の入会をお勧めいただいたAuro3Dさん、本当にありがとうございます。

オーディオ機器も実際に見たことのないハイエンドの極みではじめてみるものばかりです。

(すみません(汗)せっかくのアナログプレーヤーの写真がブレてしまっています。)

 

右サイドにサラウンド関係の機器、左サイドに2chの機器。
今回のフォッサマグナツアーの趣旨からは外れるのですが(汗)、まずこちらに目を奪われました。

機器の下には丹精込めた砂箱インシュレーターが配置され、またケーブル類は宙に浮かされています!!

 

Auro-3D用にはWilson Audio Alexをメインに用いて構成されていましたが、課題曲のAuro-3D再生は午後から来られるdonguriさんの到着をお待ちしてからと言うことで、まずはPhil-Mで最近話題沸騰している(笑)YG Acoustics Sonja XVを聴かせていただきました。

なんでもこのスピーカーは左右のSP間隔も、LPまでの距離も規定されているとのことで、理想的なポジションに配置されているそうです。

まったくもって贅沢な環境で音楽を鑑賞させていただくことが出来ました。

Auro3D会長の提案で、まず午後からの課題曲を2chでならしてもらおうと言うことになりましたが、その後少し時間に余裕が出来たので、大好きな『大地の歌』の第六楽章のお気に入り部分を再生していただいたり、リクエストに答えていただきました。

また超弩級のアナログプレーヤーも聴かせていただきました。
ハイエンドのアナログの音を本格的な環境で始めて聴かせていただき感銘しました。
帰宅したらほぼ5〜6年は使っていないアナログプレーヤー(ローエンドですが(泣))を久々に鳴らしてみようと思いたちました。

さらに『持ち込み音源をかけてもよいよ』と言い残して、x1おやじさんは、駅までdonguriさんをお迎えに出られましたので、お留守中に(すみません(汗))いくつか持参の円盤をかけていただきました。
まずフォーレのレクイエムを聴かせていただきました。
 

うーん素晴らしすぎる(汗)。


ちょっとクラシックだけじゃ無くてジャズも聴かせていただきたいと思っていたところ、Auro3D会長が『じゃんじゃん出して』と言ってくださる(笑)ので、


愛聴版で私のリファレンスの一つになっている、キースのブルーノートライブ第4巻 SATURDAY JUNE 4THから
 

『How Deep Is The Ocean』
この曲は私がサラウンドを始めて、のめり込んだきっかけになった曲で、自宅では2chからAuro-Maticに拡張される音場感が気に入っていたのですが、『いや、この音場感だと、サラウンドいらんやん!!』と言う感じでした。

本当に上下左右に拡がっていて音に包まれる感じでした。

サラウンドの項にも少し書いていますが、この大型スピーカーの大きさ(高さ)とそれを贅沢に配置できる空間の効果が大きいのでは無いかと思いました。
リスニングポジションより遙か上方からも中高域が振ってきます。
ウーファーも上から下まで配置されていますから、低域も正に大きな壁のように押し寄せてきます。圧倒的でした!!


次に比較的新しいものから、最近お気に入りのこのアルバムから、
 

『You Don't Know What Love Is』
cmiyajiさんが『シンバルがきれいだね』と言っておられましたが、ドラムスを気持ちよく鳴らすことに最も主眼をおいてシステム化を進めている(爆)私的にも非常的に魅力的に感じました。


さらに最後にネタで持ち込んだ『鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編』サントラから、

『錆兎 出現』(爆)
これだけの大音量と日本屈指のシステムで、この曲を聴かせていただいたのは世界でも我々だけだと思いますが(笑)、堪能しました(x1おやじさん、お留守中にとんでもないことを・・・(汗)すみません)。


午後の部(Auro-3D編) 

Auro-3D用のハイトスピーカー設置はかなり高目にされている様に感じました。
推奨仰角は25度~40度と記憶しておりますが、我が家は下限ぎりぎりの25度、おそらくx1おやじ邸はLPまでの距離がしっかり取ってあるにもかかわらず、ほぼ上限の35~40度近くあるのではないかと思います。
天井が高い部屋ならではの贅沢な設置ですね。

そのせいか、ウィーンフィルの合唱は非常に高く定位していました。
定位の高さにもう一つ影響していたのはフロントスピーカーの全高もあると想像しました。
なんと言っても高域ユニットが背の高さよりも高いですし、こちらも面で押してくる感じですね。

 

『怒りの日、その日は』
頭上からの鐘の音は、圧倒的でした
自宅では非常に小さなVOGですので、フロントのHCに引っ張られて頭の直上と言うよりは少し前方から聞こえる(しかもDiracで締まったものの、とても小さな鐘の音っぽいです(泣))感じのですが、完全に頭上から重みのある鐘の音に直撃されました。

ちょうど今、ベルガモに滞在中で、ホテルの目の前に時計塔があって、定時に鐘の音が聞こえて来るのですが、あの時の記憶が蘇ります。

Auro3Dさんによると、Trinnovの場合は、5.1.4音源の場合はNativeではVOGから音が出ないのでファントムだとのことですが(合ってます?)、それにもかかわらず真上から聞こえてくる感じでした。

 

第1相の大型システムに対して、第2相には小型スピーカーを使っておられますが、小型と言っても第1相に対して相対的に小型と言うことですし、低音もしっかり出るし、これだけ立体感が出せるのなら、自宅の第2相小型群もチューニング次第というように都合良く解釈して(汗)、もう少し頑張ってみようかという気になりました。

その他の合唱曲もAuro3Dさんが言われる平面波が押し寄せてくる感じでした。


 

『ソー・ホワット』
この曲は5.1ch音源でセンターのトランペットが左右のフロント群に負けない事がポイントらしいです。我が家でもこれをリファレンスにしてセンタースピーカーとセンター用の増強を目指していますが、現状はどうしても左右に負けてしまいがちです。

x1おやじ宅ではセンタースピーカーも大型のものなのでとても力強いトランペットが出ていたと思います(しかもさらに近々アップグレードされるそうですが・・・汗)。
ただ、高さについてはAlexの背の高さには敵わないようで、少し低めに感じました。


バックサラウンド付きでの13.1chも始めて体験出来、バックにディスクリートに音が振られている音源が後ろからきこえるのは新鮮で、当分は無理ですがサラウンドバックも何れ設置したいなあと思いました。


・・・なんか2chメインのレポートになってしまったことは否めません(汗)。
Auro3D会長、すみません・・・


とにかく、衝撃の体験でした。


x1おやじさん、本当にありがとうございました。