2009-11-001 Panasonic  LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH  京都で子供スナップ-接近戦(^^;)に強いGF1+20mm パンケーキ・レンズ-


若い頃からフィルムカメラでもGR1ローライ35などで、ノー・ファインダー・スナップを楽しんでいましたが、最近では我が子対象のスナップとして適当なカメラを探し続けていました。


E-P1の出現で今度こそ理想のデジカメか?と思いましたが、スペック的にはともかくあのデザインにどうしても馴染めませんでした。

まあデザインはあくまで個人的な好みなので論議しても仕方ないのですが、どうしても『偽物のクラッシックカメラ』を感じさせられてしまうのです(^^;)

私自身昔のカメラが大好きですので、むしろ『昔風』のデザインに抵抗を感じるのだと思います。
一見高級感がありそうな感じがしてよくよく見ると物足りない。

ユーザーに非常に媚びたデザインで精密感に欠ける感じがしました。どうせなら割り切って実用本位のすっきりしたデザインにして欲しいと思いました。
悪くは無いのですが、普段持ち歩くには目立ちすぎる様な気もし、購入に踏み切れませんでした。

シグマDP1を見た時、造りは安っぽいけどストイックな機能美を感じました。これと対照的です。

丁度、日産が以前マーチをベースに発売していた
B1(ミニ風?)
パオ(ルノー4風?)
エスカルゴ(2CV風?)
などを思い出してしまいます。
(車も昔からのミニファンで、ルノー4も大好き。2CVは現在も現役の愛車ですので・・・(^^;)

近々パナから同じようなカメラが出ることは予告されていましたし、パナと言うことで端っから外観に期待していませんでしたが、いざ蓋を開けてみると予想通り、何の変哲もない所有欲を全くかき立てられないデザイン(^^;)

でも実物を見ると意外と良くできていると感じました。

何よりもユーザーに媚びることのないデザインで普段持ち歩くには周囲に対する主張が無く、却って好ましく感じました。グリップ部分の銀色ラインがなければよりよいですが、ここにはいずれラバーでも貼って隠してしまいましょう(^^;)。グリップの悪さは実用に差し障るほどですので、早急に何かいい材料がないか探してみようと思います。



デザインが長くなりすぎました(^^;)
さて実際に使ってみると、評判通りAFの速度にやや不満を感じる物の、今使っているGRD2やましてやDP1/2に比べると夢の様な速度です(^^;)


40mm相当でポートレートにはどうかと思いましたが、少し寄れば結構いい感じです。
むしろ、被写体と対話しながらの片手撮り撮影には丁度いいと思いました。

しばらく撮り続けて一眼レフのアイレベルファインダー越しで撮ることの出来ない写真が撮れそうな気がしました。


作例の様に逆光性能も充分かと思いますしフレアーもゴーストも自然で、近接撮影でのAFヒット率も悪くないです。
少なくとも数撃てばちゃんと当たる感じです。

左上の『All Sizes』でフルサイズ画像 → http://www.flickr.com/photos/24750267@N08/4141860320/in/set-72157622697298147/



開放近くで風景を撮影するとさすがに苦しいですが、大事なのはこの明るさでこの大きさ・・・と言う点だと思います。ぼけそのもののも汚くないですし、対象を選べば全くもって充分な性能だと思います。

『所詮パンケーキ』なんて言ってけなすのは簡単ですが、中心部を使ってこのレンズを楽しんじゃいましょう\(^o^)/。


子供相手の接近戦には現在のところ最強だと思います(^^;)

後継機種でもう少しAFと連射が速くなればと思いますが、これは数年のうちに必ず実現されるでしょう。


あとこのカメラではまってしまったのはムービーで、背景のぼけた室内ムービーはとても新鮮です(散らかった室内が写り込まないのもイイ(^^;))。おまけと言ってしまうのは失礼な感じでしょうか(^^;)