2002.8-001 Emmersdorf Retina IIa Heligon 50mm

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今回は1950年代製のレチナIIaタイプです。
ドイツコダック製のレチナシリーズにはシュナイダーやローデンストックなどの一流メーカーの高性能レンズが搭載されており、安価で写りのよいカメラを庶民に普及させました。

このレチナIIaタイプは、シュナイダークセノンが付いている物が多いのですが、少し珍しくローデンストックのヘリゴン50mm/F2が付いています。こちらの方が少し発色が地味なようです。さすがに50年以上前のレンズですので逆光には弱く(フード無し)発色も渋いですが、解像度はなかなかの物です。同年代のライツズミクロンに引けを取らないという人もいますが、真偽のほどは不明です(^^;)。わたしの印象では細やかな優しい写真が撮れる様な気がします。
カメラそのものについてはまた機材の項で述べます。
今回は実験的に600万画素相当の大きなファイルも入れてみました(ただし高圧縮です。同じ写真が2枚続いている2枚目がそうです)ので興味のある人は拡大して見てください。


さて・・・(^^;)

2004年の写真を探していたら、2002年が先に出て来てしまいました。
2002年8月にウィーンに行ったときの物です。
日程に余裕があれば列車で1-2時間ほどのところまで日帰りで足を伸ばす事にしていますが、このときはMelkに行ってみることにしました。
地球の歩き方によるとドナウ対岸のEmmersdorfというところにバスで行けるとのことでしたので、Emmersdorfからの列車で帰ることにしました。

バスの不安としては、①乗り場が解らない②乗るバスが正しいのか解らない③どこで降りるかわかりにくい、などの要素がありますが(^^;)、この時は乗ったとたんに『どこで降りるの?』と聞かれ行き先を告げたので降りるときに声をかけてくれました(実はわずか6分ほどの乗車だったのですが(^^;))。

さて間違いなく降りたはずなのに道路沿いにポツンとバス停があり、ちょっとした集落?があるだけだったので、『はたして駅はどこ?』(^^;)

『少し離れたところに、なんか高架の様な物が見えるけど、あんなところまで上がれそうに無いしな』と考えつつ、『間違っていたらまたバスでMelkまで帰るしかないな』と思っていました(実は歩いて1時間ほどらしかった様ですが(^^;))。

踏み込むと洗濯ものをかかえた恰幅のよい(^^;)おばさんがでてきてなんか聞いている。英語が全く通じないが『どこに行きたいのか』聞いている様だ。悪い発音で『Bahnhof』と繰り返していると『ああ!!Bahnhofね!!』と言った感じで、笑って指さしてくれました。
その先には怪しげなアーチの奥に石段が・・・。『これを登るのか!!』と納得して安心し、小さな集落を散策しました。時間が余っていたのでレストランのテラスでワインを2杯ほど頼み本を読みながら少しうつらうつらとしました(^^;)。客一人で、集落内もほとんど人がいませんでしたが、天気のいい日でした。このワインがまた美味しかった。

Emmersdorf GR1編につづく・・・