2008.04-001 番外編の2 SIGMA DP1 16.6mm/F4 Sigma Lens  - 逆光時の厳しい条件下での撮影とスナップ続編 - DP1購入で失ったもの(^^;)

先日久々に桜と好天に誘われてお出かけしました。

・・・・と言っても近所に自転車でなんですが・・・・(^^;)



実のところ3月末にGR21のフィルムを取り終わってから、フィルムがカメラに入っていません 。
これは由々しき事態です(^^;)


それもこれもDP1のせいです(笑)。
DP1は確かに使いやすいカメラではありませんし、ましてや万能でも無いのですが、初めてデジカメで強い衝撃を受ける画質を持っていました。


これまで、風景を含んだ被写体が予想されるときはフィルムカメラを持って出ないことは無かったのですが、今回は初めてデジタルだけで出てしまいました。これまでの試写の結果、逆光と太陽を入れた厳しい条件の写真で見事に赤玉が出ていますが・・・ 。






まあ少し隠せばこれくらいで済みます。
http://farm4.static.flickr.com/3062/2384755223_d04575d4b0_o.jpg
フルサイズ (2640)



この様に太陽を構図に入れてしまう様な事さえ避ければ、これまでのGR1を中心とした28mm単焦点レンズのフィルムカメラの代用になり得る感触がありました(リバーサルはともかく、少なくともISO400などの高感度ネガと比較すると・・・)。

公園の子供につきあっていたのでいい桜に近づけず、やや遅すぎの葉桜の写真ばかりになってしまいました・・・。
これまでデジカメではどうしても細かい葉や花がすっきりしないため、『やっぱり風景はまだまだフィルムカメラかな~』と思っていたのですが、本当にFOVEONはくっきりして拡大しても気持ちいいですね。


あとこのカメラの私にとってのもう一つのお気に入りは逆光気味の時のフレアーが自然な味わいを持つことです。




最新鋭のくっきりしたカメラを期待されるむきにはちょっと時代遅れかも知れませんが、私にとっては魅力的です。

暗部の持ち上げはちょっと苦しい?でも頑張ってます。


結果として、私的にかなり脅威となっております(^^;)
フィルムカメラを持ち出す機会が激減しそうです。
DP1の画質には満足していますが、こういった意味で逆にある種の喪失感を味わっています。時代は移り変わっていきますね~。


まあ、逆にフィルムカメラの新しい使い道が見いだせるかも知れません。私が一番好きな28mmのかなりの部分がデジカメでカバーできてしまうと(逆光に備えてGR1やTC1は持って行きますが)、同じ画角なら実用性とはまた別にレンズを純粋に楽しむためにわざわざ1937年製のテッサーを持ち出したり、ヤシコンツァイス・古いキャノンなどを持ち出したりすること・・・。
さらには28mmをデジカメに任せてフィルムでは15-6mmや35mm以上をカバーするなどを考えています。ホロゴンやSWH15mmの大きさのデジカメは当分出ないでしょうし・・・。フィルムではこちらの出動が増えるかも知れません。



スナップでの使い心地-続き(^^;)
http://farm4.static.flickr.com/3136/2399609941_622a6d3f04_b.jpg
縮小画像 (1024)

この記事の最初の4枚の桜は晴れた日に初めて屋外で撮影した時の写真ですが、この時は全く液晶ファインダーが見えませんでした。逆光だと絶望的でフレーミングが出来ず構図が非常に間抜けになりました 。


そこで今回のスナップはビューファインダーをつけて出ました。

どうせ液晶画面を見ないのだから・・・と液晶をオフにしてほとんどを目測のMFで撮影しましたが、レスポンスの遅れから写したつもりで写っていない事が時々ありました。
やはり音による確認が必要なようです。私はデジカメの動作音が嫌いですが、屋外ではシャッター音をONにした方がよいかと考え直しています。

ただこのビューファインダーもコシナの汎用品を使ったのですが、視野率が著しく低いこと、更にパララックスの影響で縦構図では被写体が中心からかなりずれてしまうことなどが問題でした。




ずれまくってます(^^;)


不思議とフィルムレンジファインダーカメラではあまり感じたことがなかったのですが、これは現像に出している間にどんな構図で撮ったかを忘れてしまうかも知れませんね 。
それとどうしても近距離の撮影が多くなるので仕方ないことでしょう。
広めにフレーミングしておいて後でトリミング・・・と言うことになると思います。


あと今回はあまりに天気が良いので欲を出してISOオートにしてしまいましたが、結果的にはやはり子供スナップでは400にすべきでした・・・。



ホールド性について・・・・・

自作のグリップなどを作って工夫されている方がおられ凄いと思いますが、私にはちょっと出来そうにないので、苦肉の策で写真のような持ち方をしました。

まずは人差し指をぐるっと鏡胴の下面に回して、
http://farm3.static.flickr.com/2376/2405391506_b65a9033f9_o.jpg

この様に親指でシャッターを押す構え(笑)。ある程度手が大きくないとダメかも知れませんが、私は男にしては手が小さく指も短いので(女性を含め)大抵の人は大丈夫だと思います。
http://farm3.static.flickr.com/2297/2404563113_7bf0ac73f2_o.jpg

更にストラップを右手の薬指と小指で握ってやはり親指でシャッターを押す構えです。手が疲れますが(笑)、意外としっかりホールド出来ます。
http://farm4.static.flickr.com/3184/2404563135_78721c8bc0_o.jpg


まあどちらも緊急避難的対策です。根本的な対策をしたいと思っています。


今回はバッテリー1個で200枚程度撮れました。
しかしオートパワーオフ時の『レンズ沈胴なし設定』がなんとか実現しないものかと今回も思いました。


その他のフルサイズ画像は以下に・・・。



写真選択後に上の All sizes で大きさ選択、更に Original でフルサイズ画像となります。
写真の右側のMore properties で詳細データーを見ることが出来ます。