2007-11-001 京都 47mm / F3.5 Kodak US Ektar - Retina Ia (015) 1947 レチナIa US製 エクター

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まだまだ見頃には遠い木々を撮ってきました。
今年は結構冷えますが、最近暖秋がつづいて紅葉の色があまり良くないですね。

F3.5 USエクター付きのレチナは戦後のモデルで010-013-015の3種がありますが、今回は初めてレバー巻き上げでセルフコッキングとなったIa型(015, 1951-54)を用いました。

レチナについては以下をどうぞ(^^;)
http://blogs.yahoo.co.jp/keik0320/3227725.html

さてこのエクターはモノ・コーティングが施されたレンズで薄青のコーティングが魅力的です(^^;)。

遠景はこのレンズも開放から周辺までよく結像します。
発色はかなりよく、1940年代のレンズとは思えないほどです。また非常にシャープです。ほぼ40年代後半ですから、時代的にはライツの赤エルマーの少し前です。
モノコートもかなり効果的で逆光でも暗部がつぶれにくい印象です。
50mm/F3.5レンズとしての三群四枚のメジャーどころ(^^;)、エルマー・テッサー・クセナーなどと同等と張り合えるレンズだと思います。
リバーサルなどで撮るとUSエクターはレチナにしてもシグネットにしても独特の発色をするとの事ですが、私は残念ながらまだ試した事がありません。

今回まずまずの晴れでしたので、かなり絞り込んでパンフォーカスで撮影していたのですが(距離計は無し)、F11位でも結構被写体深度が狭い印象でした。
木々の葉を撮そうとするとゲージではOKなのに近くの葉はかなりぼけており、やはり目測といえでも合わせておく方が良さそうです。

1枚目は4フィートくらいかなと目測で撮りましたが、少し後ピンになりました。

ローライ35を使っていた20年前は目測がかなり効いていたのに、最近目も悪くなり、距離感が狂ってきました。
やはり基本的に距離計は必要ですね(^^;)
やや悲しい(>_<;)