2007-11-004 京都 28mm / F2.8 Canon L-mount- 1957年~ キャノン・Lマウント

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Lマウント(キャノンによるとSマウントですが・・・(^^;))の古いキャノンレンズはニコンに比べると非常にお手ごろ価格で、ライツ純正がなかなか買えない(特に広角)私としては日頃お世話になっています(^^;)。
詳しくはこちらへ

http://web.canon.jp/Camera-muse/camera/lens/s/19-35.html

この28mmもロシア製のオリオンF6の次に縁があり入手しました。
この頃にしてはかなり明るいレンズです。

1951年にこのレンズの前身である28mm/F3.5が出た時、コンタックスはテッサー(F8.0)、ライツはヘクトール(F6.3)しかなかったので、大変なハイスピードレンズでした。この頃のキャノンはかなり精力的にハイスピードレンズを開発しており、その最たる物が有名な50mm/F0.95となります。
この28mm/F2.8が出た時でも、やっとライツはズマロン(F5.6)を出した(1955)位ですから、明るさでは依然優位を保っていました。これはライツから1965年に初代エルマリートが出るまで続きましたので、当時かなり重宝がられたのでは無いでしょうか?

さてレンズのルックスは私の最高のお気に入りです(^^;)。
なんと言っても薄い!!
28mmの薄型レンズとしては、最近では限定生産のGR28mmやGロッコール28mmなどがありますが、それに負けない薄さです。
更に輪をかけるのが専用フィルターの薄さです。前のねじが無くフラットなフィルターでレンズ全長が1mm程度しか伸びません。また前から見ても素敵です。
ミノルタCLEに最高に似合いますし、M型ライカにもよく似合います。


作例はズマロンと同じ場所で、レンズ交換して帰り道で撮りました(^^;)。
最近の記事は似た様な写真ばかりで申し訳ありません。
まあ一番多く撮る季節の一つですし・・・(^^;)。

描写はやはり開放では周辺部は苦しいですが、F5.6程度で均一となります。
発色は淡泊でよく言えば誇張無く、線が細いです。

家族スナップなどで優しい写りになるので、お気に入りです。

ただしGR28mm(単体レンズは高くて買えないのでGR1ですが)の様な均一性・安定性は無いので、それなりに撮影条件に気を配りながら使う必要があります。コーティングで比較的逆光には強いですが、オールドレンズの特性がわかりやすく出てきます。作例でフレアーの出方を確認してください。
古いレンズを楽しむと言う観点からは非常にお勧めのレンズです。


一気に書き込んだのでこのへんで少しお休みしようかと・・・・(^^;)